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ベトナムオフショア開発の選び方|支援範囲・品質管理・開発体制を確認

「ベトナムの開発会社へ委託したいが、どの会社を選べばよいか分からない」「コストだけで選んで、品質や意思���通に問題が起きないか不安」という担当者は少なくありません。

ベトナムオフショア開発を成功させるには、技術者の単価だけではなく、委託できる範囲、要件の伝達方法、品質管理、契約後の運営体制まで確認する必要があります。本記事では、日本企業が発注先を比較する際に確認したいポイントと、リアルタイム通信を含む開発案件で必要となる視点を解説します。

目次

  1. ベトナムオフショア開発とは

  2. 委託できる業務範囲

  3. 発注前に整理すべき要件

  4. 品質管理を判断する確認項目

  5. 開発体制とコミュニケーション

  6. 契約形態と費用を確認する方法

  7. リアルタイム通信案件で必要な技術力

  8. Vina Saverの支援範囲

1. ベトナムオフショア開発とは

ベトナムオフショア開発とは、日本企業がシステムやアプリケーションの開発業務をベトナムの開発拠点へ委託する方法です。新規開発だけでなく、既存システムへの機能追加、テスト、保守・運用なども対象になります。

人材や開発費だけに注目されがちですが、実際の成果は、発注側と開発側の役割分担、仕様の明確さ、品質基準、コミュニケーション方法に大きく左右されます。そのため、「ベトナムだから低コスト」と判断するのではなく、自社の案件に合う体制を組めるかという視点が重要です。

2. 委託できる業務範囲

オフショア開発会社によって対応範囲���異なります。一般的には、次のような業務が委託の対象となります。

  • Webシステムや業務システムの開発

  • iOS・Androidアプリケーションの開発

  • 既存システムへの機能追加や改修

  • UI設計、フロントエンド・バックエンド開発

  • テスト、障害対応、保守・運用

  • インフラやサーバー環境の構築

ただし、「システム開発に対応」と書かれていても、要件定義から任せられる会社と、詳細な仕様書を受け取って実装する会社では役割が異なります。相談時には、企画、要件定義、設計、実装、テスト、リリース、運用のうち、どの工程まで対応できるかを確認しましょう。

工程確認事項
企画・要件整理課題の整理や機能提案まで対応できるか
要件定義日本語で要件を整理し、仕様���を作成できるか
設計UI、システム構成、データベース、インフラまで設計できるか
開発対応技術、開発ルール、コードレビュー体制が明確か
テストテスト計画、テストケース、不具合管理の方法が明確か
リリース環境構築、データ移行、ストア申請に対応できるか
保守・運用障害受付、監視、改修、対応時間が明確か

3. 発注前に整理すべき要件

委託先を探す前に、少なくとも次の項目を整理しておくと比較しやすくなります。

3-1. 目的と利用者

誰が、どのよ���な状況で利用し、どの業務を改善するシステムなのかを明確にします。必要な機能が決まっていなくても、現在の課題、利用者、期待する結果を説明できれば、開発会社から具体的な提案を受けやすくなります。

3-2. 機能要件と非機能要件

画面や機能だけでなく、同時接続数、応答速度、セキュリティ、障害発生時の復旧方法、対応端末、運用時間などの非機能要件も整理する必要があります。映像・音声を扱うシステムでは、許容できる遅延、画質、ネットワーク条件、録画の有無などが構成を左右します。

4. 品質管理を判断する確認項目

「日本品質」という表現だけでは、実際の品質管理体制は判断できません。発注前に、工程と成果物を具体的に確認することが大切です。

品質管理を確認するための質問例

開発会社との打ち合わせでは、次のような質問を通じて、品質管理の方法を具体的に確認できます。

  • 仕様変更はどのように記録し、承認しますか。

  • コードレビューは誰が、どのタイミングで行いますか。

  • テストケースは発注側も確認できますか。

  • 不具合の重要度はどのように分類しますか。

  • 進捗、課題、リスクはどの頻度で報告されますか。

  • 検収後に不具合が見つかった場合の対応条件は何ですか。

  • ソースコードや仕様書はどこで管理しますか。

特に重要なのは、問題が起きないことを約束する会社ではなく、問題をどのように検知し���共有し���修正するかを説明できる会社かどうかです。可能であれば、プロジェクト開始前にサンプルの報告書、テスト仕様書、課題管理表なども確認しましょう。

5. 開発体制とコミュニケーション

ベトナムオフショア開発では、日本側窓口とベトナム側の開発チームをどのようにつなぐかが重要です。

5-1. 日本語対応の範囲

「日本語対応可」と記載されていても、対応できる業務は会社によって異なります。営業担当者だけが日本語を話せる場合と、プロジェ��トマネージャーや技術担当者が技術的な内容まで日本語で説明できる場合では、プロジェクトの進めやすさが異なります。

会議、議事録、仕様書、日常のチャット、進捗報告、障害発生時の説明について、どこまで日本語で対応できるかを確認しましょう。通訳を介する場合は、仕様の意図や技術的な内容を正確に伝えられる担当者がいるかも重要です。

5-2. 責任者と判断経路

プロジェクトマネージャー、技術責任者、品質担当��の役割を明確にします。仕様変更や障害が発生した際に、誰が判断し、誰が日本側へ報告するのかが曖昧だと、対応が遅れる原因になります。

5-3. 小さく始めて確認する

初めて委託する場合は、調査、試作、一部機能の開発など、範囲を限定して進める方法もあります。技術力だけでなく、見積もりの精度、報告の分かりやすさ、課題への対応を実際の業務を通じて確認できます。

6. 契約形態と費用を確認する方法

開発費は、技術者の単価だけでは決まりません。要件定義、プロジェクト管理、日本語対応、テスト、インフラ、リリース、保守などを含めた総費用で比較する必要があります。

契約形態ごとの特徴

契約形態

適している案件

主な確認事項

請負型

仕様、成果物、納期が明確な案件

���収基準、仕様���更、追加費用の条件

準委任型

開発を進めながら仕様を調整する案件

稼働範囲、担当者の役割、進捗と���果の確認方法

ラボ型

中長期で継続的に開発する案件

契約期間、チーム構成、メンバー変更の条件

請負型では、成果物、納期、検収条件、仕様変更時の扱いを明確にします。準委任���やラボ型では、担当者の役割、稼働範囲、チーム変更、成果の確認方法を整理します。

見積書を比較する際は、エンジニアの単価だけでなく、要件定義、プロジェクト管理、日本語対応、テスト、インフラ構築、リリース、保守が見積もりに含まれているかを確認します。また、対象外となる作業や、仕様変更によって追加費用が発生する条件も事前に確認することが重要です。

7. リアルタイム通信案件で必要な技術力

ビ���オ通話、双方向ライブ���信、遠隔監視、リモートレッスンなどでは、通常のWeb開発に加えて、映像・音声とネットワークに関する設計が必要です。

WebRTCは、ブラウザや端末間で映像、音声、データをリアルタイムに送受信するための技術です。ただし、利用人数や通信環境によっては、STUN・TURN、メディアサーバー、SFU、録画��監視などを含む構成が必要になります。

委託先を選ぶ際は、「WebRTCに対応できるか」だけでなく、次の項目について説明できるかを確認してください。

確認項目確認内容
利用形態1対1、複数人、配信型、双方向通信のどれに該当するか
同時接続数想定人数と利用者増加への対応方法
遅延許容できる遅延と測定条件
通信環境回線が不安定な場合の映像・音声品質
システム構成P2P、SFU、STUN・TURNなどの構成
録画録画の有無、保存期間、アクセス権限
セキュリティ認証、暗号化、通信制御
運用��視ログ、障害検知、��信品質の監視方法

8. Vina Saverの支援範囲

ベトナムオフショア開発会社を選ぶ際は、技術者の単��だけでなく、対応できる工程、得意分野、品質管理、日本語での連携体制、契約条件、追加費用が発生する条件まで確認することが重要です。

初めてオフショア開発を利用する場合は、調査、PoC、一部機能の開発など、対象範囲を限定して開始する方法もあります。実際の業務を通じて、技術力、見積もりの精度、コミュニケーションの進め方、課題への対応力を確認できます。

Vina Saverは、セーバー株式会社のベトナム子会社として、ダナンを拠点にWebシステム、アプリケーション、リアルタイム通信システムの開発・保守を支援しています。仕様が固まっている案件はもちろん、要件が明確になっていない段階からもご相談いただけます。現在の課題や実現したい内容を確認し、必要な機能、システム構成、開発範囲を整理します。

セーバー株式会社と連携し、案件に応じて次の工程を支援します。

- 要件・課題の整理
- システム設計、UI設計
- フロントエンド・バックエンド開発
- インフラ・サーバー環境の構築
- テスト、不具合管理
- リリース、保守・運用
- WebRTCを活用した映像・音声通信システムの開発

セーバー株式会社が培ってきた映像配信・WebRTC分野のノウハウと、ベトナムの開発体制を組み合わせ、ビデオ通話、双方向ライブ配信、遠隔監視、オンラインコミュニケーションなど、リアルタイム性が求められるシステムにも対応します。

案件の目的、想定利用者数、通信環境、必要な機能、予算を確認したうえで、適切な開発範囲と体制をご提案します。ベトナムオフショア開発やWebRTCを活用したシステムをご検討の際は、お問い合わせフォームよりご相談ください。

 

<参考資料>
- W3C, WebRTC 1.0: Real-Time Communication Between Browsers https://www.w3.org/TR/webrtc/
- MDN Web Docs, WebRTC API:https://developer.mozilla.org/enUS/docs/Web/API/WebRTC_API
- DIGI-TEXX, BPO・ITアウトソーシングにベトナムが選ばれる理由:https://digi-texx.com/ja/insight-jp/vietnam-as-a-bpo-it-outsourcing-destination/